今回は、僕が同じ職場を2度も辞めた話をしたいと思います。
題名からしてやばいですよね。
こんな情けないやつなんですよ...笑
ですがこんな話でももしかしたら
今の職場を辞めようかと悩んでいる方に勇気を与えれるかな、と思い書きました。
その職場の人間関係がどうであれ、
後腐れなく円滑に終わらせるほうが身も心も楽になれます。
・なぜ退職に至ったのか
退職、と普通に穏便に辞めた感じに書きましたが
実際は退職ではなく飛びました。
では、なぜ同じ職場を2度も退職するまでに至ったのかをまずお話したいと思います。
僕は20歳の時に専門学校を卒業して地元のレストランで就職をしました。
このお店で2度の退職をしました。
主な原因は人間関係です。
飲食のような環境ですと長時間お店のスタッフと共に過ごす時間が多くなります。
距離も近く、コミュニケーションも多く取って営業しなくてはいけない業界です。
そんな環境だからこそ、一人一人の行動、人間性などが良くも悪くも見えやすいです。
その悪い部分が多く見え始めだしたらおしまいです。
いくら良いところがあっても悪い部分が多ければ悪いほうが目立ちます。
そしてその悪い部分がお店の環境を悪くする。
こういった事が起きます。
誰かが指摘しても個人が気づいて改善しようと思わなければ絶対に変わりません。
上の人に言われたから嫌々変えようとする、こんなことでは何も変化は起こりません。
変わることの本質が分かっていないから人は変われないのです。
自分が悪循環を回しているということにも気づけないのも問題ですね。
お店の雰囲気は経営者の雰囲気と一心同体です。
経営者の人柄、雰囲気がそのお店の雰囲気をつくっています。
それほどにトップが及ぼす影響は大きいのです。
このような問題が僕が辞めようと思った原因でもあります。
もちろん、自分の至らぬ部分あったのも事実です。
そちらも後ほど話していきます。
・1度目の退職
まず1度目の退職を考えたきっかけは
「夢が出来たから」です。
これだけ見るとポジティブな理由ですよね。
ですが、飛ぶ行動を起こしたきっかけは当時の料理長の人間性でした。
どんな人間性かと言いますと、
・目が死んだ魚のよう
・髭面で清潔感がない
・簡単に暴言を吐く
・理不尽な言動
・自分が一番頑張っているアピールをする
・忙しくなるとイライラするタイプ
・誰かをターゲットにして批判しなければ生きれない人
と悪い部分を挙げればきりが無いのでざっとこんな感じです。
実際は可愛がってもらえて僕にセンスがある、とも言っていただけて嬉しかった思いもあります。
ですが、一番最後に書いた
「誰かをターゲットにして批判しなければ生きれない人」
という性格が一番やばいと感じました。
実際にそのターゲットにされたスタッフはことごとく辞めていきました。
そしてターゲットがいなくなったとき、最後に目を向けられたのが僕でした。
言ってみればイジメのようなものですね。
これを長年野放しにしてしまった僕たちスタッフにも原因はあるでしょう。
当時はほったらかしにしていたことを悔やみますね。
ターゲットにされた僕は居心地が悪く、仕事も週6連勤で12時間勤務。
身も心も疲弊していてなんのために生きていて働いているのか見失いかけた事も多々ありました。
今思うと顔も死んでいて完全に鬱のような状態だったと思います。
何も変わらない現状。
変えるための要求をしたのに変えようとしなかった環境。
このままじゃあ生きている意味はない、と思ったので僕は逃げました。
料理長にもお世話になったことはありましたが、悪い面が多かったので感謝しきない気持ちでした。
他のスタッフには感謝が大きかったので置き手紙を書くということをしました。
後に戻るとは知らずに。笑
これが入社して1年後の出来事です。
ですが、救われた事もあります。
毎日毎日が仕事で息抜きをする余裕もなかった僕にある日、
同じ職場の先輩の方にご飯を誘っていただきました。
仕事以外のプライベートな時間が本当に久しぶりな感じでとても開放的な気分に慣れたのを覚えています。
今でも行ったお店は覚えています。
「祇園キャレ ド ミュー」という京都のフレンチのお店でした。
本当に美味しくて感動しました。
ですが、今はもう閉店されているのです。
それが本当に残念です。
・2度目の退職
二度目の退職ですがその前に、なぜ同じお店に戻ったのかをお話したいと思います。
僕が飛んだ1ヶ月後くらいに問題の料理長がまさかの飛んだらしいのです。
そこで良くしていただいた上司の方に連絡をしてみると、
「手伝いに来て」
との返信がきました。
料理長以外に当時は問題なかったので、別の職場での仕事が終わった後に手伝いに行きました。
これがきっかけで僕はまたこのお店で働くことになりました。
ここで2年ほどバイトで働いた後に、8ヶ月ほど社員になりました。
バイト期間に他の違うお店で働いたりと色んな経験ができて充実していました。
そしてビジネスに関する知識を得れるきっかけをもらえた期間でもありました。
色んなところで行動していた時間は毎日が刺激的でしたね。
ですが、他のバイトも辞めてビジネスの方も行き詰まった時期がきました。
そこで社員に再びなった理由と
しては
バイトのままで現状を何も変えれていなかった自分に嫌気がさしたので、
何か変化をつけたいと思ったため社員になることを決意しました。
僕が社員になったタイミングが悪かったのか、今年はコロナの影響がありますよね。
今でも続くコロナ禍。
4月ころのピークのときは本当に大変でした。
お店を開けてもお客さんが来ることはないのでデリバリーにひたすら力を入れました。
ビラ配りやSNSの打ち出しなどを積極的に行った結果、
地域では中々繁盛した方のデリバリーだったと思います。
営業が戻り始めた6月頃、僕は疑問に思い始めました。
「こんな働き方、生き方でこの先やっていけるのだろうか?」と。
この考えが辞めようと思ったきっかけです。
コロナに手こずりながらも社長の考えと行動に振り回される。
なにより社長に振り回されていることに気づきました。
飛ぶ行為に至った理由としては、
とある営業の日に、お客さんが一組残っている状況で僕はパソコンで事務作業をしていました。
食事も終わり、お客さんもゆっくりしている状況でした。
スタッフもほとんど上がりにし、僕と店長と社員の方で3人だけ残っていました。
そこで僕と店長が事務室で話しているとき、もう一人の社員の方がトイレに行っていました。
そのタイミングで社長がきて、
「なんでお客さんおるのに外に誰もおらんねん」
と言われ社員の方がトイレに行っていることに気づき、すぐに出ていきました。
これに関しては間違いなく僕たちの失敗です。
その後、程なくお客さんが帰り、片付けも済んだところで全員呼び出されお説教タイムです。
僕たちに否があるのは十分承知です。
第一にお客さんが優先ですから。
ですが、その説教の内容が問題になりました。
先程の事に関する事はもちろん自分たちが悪いと認識していましたが、
ここで現在関係の無い事までの怒りを持ってきました。
今言うことなのか?と思うことがほとんどでした。
このタイミングで怒りに身を任せてぶちまければどうなるかを考えずにぶちまけたのでしょう。
なにより悲しかったのが、
僕自身と向き合ってももらえずに色んな事を言い放たれたのが悲しかったです。
もちろん、自分が向き合ってもらえるような行動をしていなかったからでしょう。
帰り道では明日も頑張ろう、という気持ちでしたが家に着くと極度の虚無感に襲われました。
それが落ち着かなかったので近くの公園へ散歩をしに行きました。
するとなぜか、胸が苦しくて涙が溢れてきました。
おそらく想像以上に心にきていたのでしょう。
それに気づいたとき、もうこんなになるんだったら終わらせよう、と思い逃げました。
やり方なんて後から考えればいくらでもあって未然に防ぐこともたくさんあった。
でも現実はこうなった。
今となっては後悔はしていません。
他のスタッフには変わらず申し訳ないな、と思いますが。
それでも自分がまた色んな事に挑戦する状況になったのでよかったと思います。
・何がそうさせるのかの自己分析
では、何が自分を逃げるまでの状況にするのかを自己分析したいと思います。
同じ理由で3度もやってしまっては学ばないな、情けなくなります。
・自分の主張を伝えれない
・思ったことを言語化できない
・相談をせずに溜め込みがち
・自分からコミュニケーションを取りにいこうとしない
これらが限界まで溜め込む原因でもあり、
僕に近づきにくくするための要因になっているかな、と思います。
限界になる前に伝えやすい人を通して退職の思いを伝えた方がいいですね。
・2度も経験してしまったけれどやっぱりやらない方がいいです
長々と情けない話をしてしまいましたけれど
二度も飛ぶ、という経験をしてきましたが
やっぱりやらないもちろん方がいいです。
今すぐその場所から離れたいとどうしようもないときは行動に移してしまうと思います。
そうなる前に手を打っておきましょう。
3ヶ月続けて、半年続けてその場所や仕事に嫌気が差すようなら辞めましょう。
ちゃんと前もって退職の意思を伝えましょう。
飛ぶことは罪悪感や自己嫌悪感を感じさせたりするのでこれは精神的ダメージに繋がります。
なるべく精神的ダメージを負わないためにも前もって準備をするのが最善です。
居心地が悪く仕事に行きたくない、という思いから開放されたら気分は最高です。
ですが、ちゃんと次の事も考えておかなければなりません。
飛ぶことをしてしまうと次の計画も定まっていないのでスタートが遅れます。
遅れればズルズルと何もしない期間ができてしまいます。
その時間はもったいないのでちゃんと計画的に退職をしましょう!
新しい場所、新しい事に挑戦することは楽しいです。
新しいワクワクや楽しみがあります。
自分の人生を決めるのは自分です。
自分でワクワクする人生を見つけてそれを実現させる努力をしましょう。
そのための方法は探せばいくらでもあると思います。
僕自身も、自分の人生を豊かにしたい思いがあるので前のお店を辞めました。
行動に移してしまったからこそ、もう挑戦するしかない人生になっています。
これからもどんどん挑戦して人生を豊かにしていきます。
ですので逃げることは何も悪くないと思います。
辛いなら辛い、というのが本音ですし
しんどい環境で働いていても100%のパフォーマンスを出せません。
100%のパフォーマンスを出せる環境を見つけ出すためにも
色んなところで色んな職に触れ合ってみないといけません。
辛い環境で埋もれてしまうのはもったいないです。
あなたが輝ける仕事や環境は必ずあります。
諦めずに、挫けずに探し続けてみましょう!